【実施状況】
収入を得るための果樹の植林事業は順調に進められております。実施地は、内モンゴル自治区ホルチン右翼中旗政府所在地より東に30`の5つの村、70家族が対象です。柵の運搬や柱の運搬、燃料の確保、運搬など殆どの作業が住民らが協力しながらではないと出来ない作業なので、内モンゴル沙漠化防止植林の会の現地スタッフが住民同士の協力関係構築に力を入れて、共同作業がいかに潤滑に進められるかをサポートしております。また、いくつかの家族が同じ柵の中で果樹を植えますので、植えた後の管理においても家族間の協力作業が必要です。従って、家族間は沙漠化防止という活動において、力を合わせて行うという姿勢と現金収入を得るための果樹は皆さんが行っている小規模農業と同じであり、日々の管理が不可欠であるという考えを浸透させることが大事だと関係者が考えております。(毎年収穫が可能なトウモロコシなどの農作物と違い、何年後に収穫が見込める果樹に対し、皆さんが継続して管理して行くという事になれていないように思われます。) 2011年11月現在は現地の事業は予定通り進めれており、20基の井戸、延べ20`近い柵の設置、新規果樹植林10万本、補強植林2万本が実施されました。今後来年の三月末まで冬期間の動物からの管理などを現地スタッフがしっかり確認して参りたいと考えております。
【現地住民の反響】
当該事業は継続事業であり、郵便貯金・簡易生命保険管理機構の関係者の指導の元で今までいくつかの大きな方針変更を進めて参りました。これまで対象家族を絞り、徹底した支援を行って参りました。しかし、このような方法が公募に応じる多くの家族をその茅の外におく事となります。その後、財団関係者が、現地住民の植林に対する意識の向上や生活レベルがあがっていることなどから支援をより浅く、より広く行うよう指示、指導がありました。昨年度に続き、今年度は公募に応じた家族や既に一部植林をしている活動に対する認識が高い家族も途中から支援を得る輪に加わることができ、支援の幅を広げることができました。この方針転換によって、多くの現地住民が恩恵を受けることが出来たし、支援の輪を広げることでより多くの村民が動員されることができました。この活動方向転換が多くの現地住民に歓迎されており、現地の実情に忠実且つ柔軟に対応出来ていると認識しております。
住民の果樹植林地の風景 |
果樹植林地の管理を行う住民ら |
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